あれこれトリヴィア 3

【Father Jackの生態を知る

ファーザー・ジャックの生態をまとめてみる。

基本的にはDrink, Feck, Arseとかワンワード言葉しか言えない。テッドがとあるエピソードで訓練して「それは形而上的問題だ」という言葉だけは言えるようになった。

アルコールだけではなくアルコール成分の入ったトイレ用洗剤なども飲んでしまう。

とあるシーズンだけハッピーな性格になり子供と踊ったり子犬を愛でたりする時期があるが、長くは続かない。

修道女を非常に恐れるが、一般の女性にたいしてはとても女好き。

ジャックが座っているエリアはいつもとても汚れていて汚い。

手が毛深くなる病気でセント・クラバッツという病院に収監されたことがあり、そのことがトラウマになっているらしい。セントクラバッツはジェラシックパークとも呼ばれている。

ウェットTシャツフェスティバルで審査員を勤めたことがある。

映画館にはシャロン・ストーンの映画以来、現れたことがなかった。

脚本家のグレハム・リネハンによると俳優のフランク・ケリーは非常に第1シリーズのときはこのシットコムにたいして懐疑的だったようで、他の出演者やスタッフと距離を保とうとしているのが感じられた、とのこと。でも第3シリーズの頃には本当にドラマをいかによくするかとか、ファーザージャックとしてどうするべきか等、意見も出すようになったのだそう。

ちなみにシリーズ内、唯一フランク・ケリーの素顔が見られるシーンがある。それは「Going America」のテッドがなかなか皆にアメリカに一人で行くと言い出せずにいるシーン。「僕をおいていくわけないよね」というドゥーグルは犬に、ミセス・ドイルはピンクのワンピースをきた少女に、ジャックは素顔のフランク・ケリーで「I will be seeing you the apple blossom time」を歌っている、というシーン。何度みても爆笑だ。



I have a cake!

シリーズ2のエピソード1「HELL」において冒頭の部分でミセス・ドイルがケーキをテッドに勧めるシーンがあるが、そこでグラハム・リネハンは「ポーリンに悪いことをした。こういう風に言うようにラインリーディングを与えてしまったんだ」と発言している。
脚本を書いた本人がある程度「こんな風に読んでくれ」と言うアイディアがあったとしても、脚本を俳優陣に渡したあとは特に問題なければ俳優の裁量に任せるべきだとグラハムも認めている。たとえばドゥーグルの「WHO ARE YOU?」みたいな、人にたしして失礼な質問をするラインについてアーダル・オハンロンは本当に完璧な読みを聞かせてくれている、と認めている。チームで仕事をする上で自分がそのトップであったにしても、ある程度人に余裕を与え、そして、そのテリトリーをおかさないことは非常に重要だが、当初から脚本家二人は非常に強い「ファーザー・テッド」のイメージを固めていた、ということも言える。そのこだわりがなければこれほどヒットはしなかったかもしれない。




The Old Grey Whistle Theft

このエピソードについて、脚本家のグラハム・リネハンは「ストーリー的には単純であまり面白くない。この回が面白いのは俳優陣の演技に頼った部分が大きい」と言っているが、たしかに大きなエピソードのストーリーは面白みにかけるものの、ひとつひとつのセリフがとにかくナイス。


卵サンドイッチのひどさと、素晴らしさを説明するテッドとドゥーグルの対比。息もつかせず説明で文句を言うテッド、「あんまり好きでいつか自分が卵になっちゃうかと思うよ」とキラキラした表情で言うドゥーグルは本当に最高。ティーンエイジャーの会話のようなドゥーグルとダミアン牧師の会話。いちいち細かいところがとにかく爆笑なのだ。



Secret Love

テッドがシリース2のエピソード3「Tentacles of Doom」の冒頭で読んでいた本はこれ。
http://www.amazon.co.uk/Secret-Love-Father-Michael-Cleary/dp/1851588140/ref=pd_bbs_2/026-3052364-6899624?ie=UTF8&s=books&qid=1193204084&sr=8-2



家族の様子

どうやらテッドには医者になったお兄さんがいるらしい。「親はお気に入りの子供を医者にさせる」と言うテッドにドゥーグルは「たしかお兄さんが医者だったよね」とつっこむドゥーグル。このシーンはFather Stoneの回から(S1.E2)。

ファーザージャックの家族構成も彼がフロアポリッシュを飲んで死んだ時(S1.E6/もちろんあとで生き返るのだが)に多少披露される。モンキー・プリーストとテッドの会話によれば妹かお姉さんがアメリカにいるらしい。


一番ミステリアスなのがミセス・ドイル。結婚しているか、結婚していたことがあるかのどちらかなのだが「My husband...」と口をすべらせ「I said too much...」といって黙ってしまった。(S3,E7)最後の「Going America」のエピソードでは「アメリカには行けないわ。だってまだ妹(姉?)にも話してないもの」なんて発言して、姉妹がいることを明らかにしている。



アイルランドの人気アコーディオンプレイヤー、シャロン・シャノンのDVDに

SONG FOR IRELAND(S2 E5)でMC役、そしてTHE PASSION OF SAINT TIBULUS(S1 3)で映画館の館長さん役をつとめた人気コメディアンのJon Kennyは、シャロン・シャノンのライヴDVDで自慢の喉を披露している。曲は「The Donegal Kid」。MCで何かおもしろいことしゃべっているんだけど・・・英語が・・・まったく分からず。アクセントがすごい。



【S1 E2のFather Stoneが描いたテッドの油絵の行方


新しいDVDセットのコメンタリーによると、脚本家のアーサーが「アーダール(ドゥーグル役)が持ってたよ」と言っていた。同じく脚本家のグラハムが「eBAYとかに流れてなくてよかった」と反応していたが、その気持ちはよくわかる! それってやっぱりスタッフの中に横流しした人がいたって事だもんね。グラハムは以前ドゥーグルの巨大ローラーブレイドがeBAYに出典されていてショックだったということを語っていたが。


Doogle Search

http://www.doogle.org



ドゥーグルとかつら

THE PLAGUEのエピソードで、うさぎをなんとかしようとするドゥーグルとテッドがトムを訪ねるシーン。あそこのシーンでのドゥーグルの髪の毛はかつらだそう。

実は結婚をひかえたアーダールが髪の毛を切ってしまったので、急遽かつらが準備されたのだそうだ。そういえばやけに前髪とかが綺麗に切りそろえられている感じがする。



ジム・ノートン】

ビション・ブレナンを演じたジム・ノートン。アーダール・オハンロン(ドゥーグル役)のコメントによると「カソリック教会に思うところがあって」このコメディに参加を決めたのだそうだ。それにしてもビショップ・ブレナンに彼以外の俳優は当てはまらない。本当に適役。

ビショプ・ブレナンは、テッドとドゥーグルの上司ともいえる立場で二人を極端に嫌っている。(不思議とジャックには一目おいているような気がする)ウサギが大嫌いで意地悪で、汚い言葉を連発しいつも威張り散らしている。テッドとドゥーグルをクラギー島よりもさらにひどいところに島流しにしようとたくらんでいる。でも自分自身には愛人がいたり、アメリカに隠し子(男の子)がいたりする。